ぐっぱーぐっぴー
〜求めるものが雲をも掴むお話〜

作曲/ろみ 作詞/みお



「誰でもない僕だったもので

すこし、尋ねに来ました」

「暗転手前の印象では、

あぶくひとつ 溜息の魚」


ああ 彼は光って

ああ 彼女はきっと


気まぐれだとあなたは言いますが

もう少し僕は泳ぎます

浮き足立つ 届かぬ水面

そっと右手をあげ

ぐっぱー もっと、ぐっぱー



「ふやけたピースは元からだと

未だ瞬きできずに

いじわる水草に絡まって

息が出来ないように見受けられます」


ああ 誰かならば

ああ 本当はきっと


わがままだとあなたも思いますか

幾度となく手放してきた

忘れないこと 忘れたふりさ

いこう尾ひれ揺らしずっと

もっと

急ごう


聞いたって見えない響かない

独りよがりだね プレイスタイル

雲をも掴むお話と

さようならがほら

顔出してきたら


気まぐれだとあなたは言いますが

それでも僕は笑います

今日この日まで求めてくれた

君に右手をあげ

ぐーぱー やっと、ぐーぱー